★ 五岳上人遺墨展 h16 2/15〜3/31 ★

                     
           ★☆★☆ 五岳上人遺墨展 ★☆★☆

       ◆◇◆ 昨年話題になった西郷隆盛の肖像も展示 ◆◇◆

        《平野 五岳》ひらのごがく   (1809年〜1893年)

平野 五岳
文化6年、日田郡渡里村(現大分県日田市吹上町)長善寺前房正念寺の僧小松恵禅 の子として生まれ、8歳の時、日田郡竹田村(現日田市亀山町)当時願正寺の前房 専念寺の僧平野恵了の養子となる。 その後、広瀬淡窓の咸宜園に入門し、詩を師淡窓に書を貫名海屋に、画を田能村 竹田に学び、後に「三絶僧」と称せられるようになった。 特にその詩は中国の白楽天の詩風に似て非常に親しみやすく、また面は当時初代 日田県知事であった松方正義を通じ、大久保利に寵愛され、明治天皇が大久保邸に 御隣行の折、その内の二点献上している。 また、オーストリアのウィーンで開かれた万国博や内国勧業博にも書や南画が出品 され、五岳の名は全国に広まった。 ★☆★☆ 特別出品〔西郷隆盛肖像画〕   平野五岳画 ★☆★☆

西郷隆盛肖像画
明治錐新で活躍した西郷隆盛(1827−77)の肖像画が大分県日田市に残されていた ことがわかった。 西郷隆盛の写真は一枚もなく、確かな顔はこれまでにわかっていないとされてきた。 しかし、この画は五岳が、明治九年(1876)十月鹿児島を訪れた折りに西郷と面会した 時の姿をそれから十年後に描いたものである。 西郷の数ある肖橡画の中でも、実際に西郷に面会できた者が描いた物は極めて少なく、 五岳が西郷と面会したのが、西南の役勃発の直前のことであり、 西郷の最晩年の姿としても貴重な資料であろう。 期間:平成16年2月15日〜3月31日 時間:10:00〜17:00 入場料:¥300- (中学生以下は無料) 会場: 隈 寺町 専念寺 問い合わせ:電話:0973-22-2380