1745m
 大分県久住町
 冬の三俣山
三俣山は九重連峰の北に位置し、久住町と九重町との境にある。
山は長者原の正面に見え、三峰の堂々たる山体はおおらかでも
あり、人気を集めている。登山コースはいくつか有るが、一般的な
のは長者原からのコースで、以前のイオウ搬出の鉱山道路を登
り、砂防用の堰堤を過ぎたら左斜面に取り付き、草台地を登る。
再び車道に出たら、正面が星生山の北壁だ。車道を左へ折れ、ま
もなく硫黄山のけむりと、イオウの臭いが鼻をつく付近で左側の岩
石河原へ下る。岩肌のペンキの矢印に注意しながら登ると、峠に
さしかかる。ここがすがもり越えの峠で、今は釣り鐘の下がった無
人の避難小屋だけがある。写真の三俣山左側の谷間付近だ。
 大船山から見た三俣山
すがもり越えの小屋で一休みしたら、小屋の正面が三俣山で、その
位置から登山道は山頂へ登っている。右斜面を巻くようにして登っ
ていくと、東方には大船山と坊がつるが見え始める。
巨石の間をすり抜けて西峯の東端に上り着く。一帯はイワカガミの
群生地で、花咲く5月中旬は見事だが、私たちが登ったのは2月な
ので、積雪は少なくても一面銀世界の山肌であった。
 2月の三俣山山頂
尾根道を右にたどり、小さな鞍部を登っていく。途中から左にたど
り、三等三角点のある草台地の三俣山にたどり着く。
私たちが登った12月と1月の冬山には、人の気配は全く無かっ
たが、この日の三俣山には複数の登山クラブが登っていた。
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