1583m 12月
 大分県湯布院町
 西峯山頂付近から見た東峰山頂
由布岳の登山道は南側の正面からが一般的だが、今回は由布
岳と鶴見岳の間を通る猪の瀬戸−塚原線の中間地点からの通
称東口コースからの登山道を選んだ。
この日は登山口からすでに積雪が有り、分岐点までのおよそ30
分程の樹木の中は一面真っ白であった。分岐点を過ぎて樹木の
中から抜けると、日光の当たらない場所だけに雪は残っていた。
 東峰7合目付近には結構雪が有った
東峰山頂に近ずくにつれ、積雪は多くなり一面真っ白だ。
この日はアイゼンを忘れていき、急な斜面や凍った岩の上では気を遣った。
この日は他にも登山者が居たが、そのほとんどが途中でアイゼンを装着し
ていた。東峰山頂付近ではガスが更に濃くなり、景色を楽しむ事は出ない。
 東峰9合目付近の樹氷
東峰山頂が目前に迫ると、もうそこは一面樹氷の世界だ。
ガスの間から時折太陽が光を指すと、一面きらきら光って眩しいほどだ。
この付近から西峯を左回りで迂回する通称「おはち巡り」のコースが右に
折れているが、再び視界を遮る濃いガスが一面を覆い、ここからのおはち
巡りは断念した。また次回がある。
東峰の山頂に着いたのは午前10時。登山口が7時10分だったので2時
間50分であった。山頂には既に10名ほどの先客があり、心配したほど風
は強くなかった。
 西峯へのロッククライム
東峰山頂で写真を撮ると、休むことなく反対側のマタエと降る。
ここは東峰と西峯を分ける鞍部で、右側はウバガウジという噴火口が
口を開けている。これを一周するのが「おはち巡り」なのだ。右の写真
では噴火口が左側になる。
鞍部から真っ直ぐ西峯を目指すと、途中足がすくむような障子戸の
岩登り(右の写真)がある。鎖を伝って登るコースも準備されている
が、写真のように岩登りもスリルがある。写真右手は湯布院町方向。

 休日なら登山者が多い東峰山頂
西峯山頂は東峰より人は少ない。山頂からそこまま進むと自然と「おはち巡り」
のコースになる。東も西も景色が良く、真下に湯布院町、遠くに久住の山々が
展望できる。写真は東峰山頂で、ここからは鶴見山系、倉木山、福万山などを
近景に、別府湾、国崎半島、祖母、傾山群などがパノラマで収まる。
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