1583m
 大分県湯布院町
 倉木山から南斜面を仰ぐ
山頂は爆裂火山により双峰を形成しており、写真
右が東峰、左が西峯になる。手前の重なった山
は飯盛ガ城だ。一般的な登山ルートは、一軒茶
屋前の駐車場を利用しての、メインルートが最も
多い。飯盛ガ城の右側を登って合野越を目指す。
写真中腹の白い肌の部分に、ジグザグのコース
が見え、ここを過ぎると岩場で少々険しくなる。
写真は5月の連休最終日のスナップ。
 夜明け前の登山道
灌木の中のジグザクコースから湯布院を見下ろすと、まだ夜明け前
のため、夜景が美しい。写真はフラッシュを焚いたので明るいが、僅
かな月明かりの中にヘッドライトを点けて登る。合野越えに出るまで
の樹林の中は全くの暗闇で、コースのカラーテープに注意しながら
登る。
 山頂の夜明け
登山道はやがてマタエに着く。マタエは東西の峰を分ける
鞍部で、眼前にはウバコウジと言う噴火口跡が口をあんぐ
りと開けている。足下がまだ真っ暗なので登りやすい東峰
に登る。5月と言え山頂はまだ寒いので、携帯したシートを
被って夜明けを待つ。うとうととしていると東方の別府湾の
水平線から夜が明けてくる。幻想的な夜明けだ。
 スリルある西峯の岩場
一等三角点補点のある西峯へは馬の背という急斜面の岩場を越し
て、次の難所である障子戸の岸壁の鎖場を北の方から取り付いて
登ると、直ぐに山頂に出る。何処を覗いても断崖絶壁で足がすくむ。
故に西峯は敬遠されがちだ。
 西峯の展望は素晴らしい
西峯の展望は東峰同様に四囲にわたり、素晴ら
しいの一言につきるが、ことに九重連山、祖母、
傾の雄峰が一望できる。写真の向こう側が湯布
院町で、遠くに九重連山が望める。
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