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☆ 今週のコラム ☆ 

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◆ 題名:地震と津波と原発と◆

・ 2011/03/13(Sun) 00:24

 三陸沖で発生した地震、これまで観測史上最大規模だそうで、連日のTV報道を見て心が痛む。

二日前の地震が同じ所で発生し、前回の津波が比較的小さかったのが災いしたのかも知れない。

大津波警報が出て避難を呼びかけていたにも関わらず、多くの人や車が津波の直前迄海岸近くの道路を動き廻っている様子がTVに映し出されていた。

まさか、との油断が人々にあったのかも知れない。それにしても、津波のエネルギーの強大さには驚きを禁じえない。

LIVE中継で見るそのすごさは、遠く目に見てるだけでも、恐怖心が走るし、自然の猛威の前に人の力のか弱さを思い知らされる。

又、今回は400km×200Kmにも及ぶ広大な地すべりが発生し、地震も数箇所で発生、その影響なのか、内陸の長野でも地震が発生している。

又、この地震による福島原発の事故は、原子力は安全と言う神話を、もろくも崩してしまった。

原子力エネルギーを制御できないのであれば、今後の原発の新設は事実上不可能となってしまう。

計算できない危機に対してコントロールできないなら、そうした危険の元は作るなと言う声が大きくなるのだろう。

しかし、人はこうした問題に対してもマイナス方向に進むのではなく、この至難を克服する方向で努力すべきではなかろうか?

そうした、人々の考えと行動が、今回の地震・津波災害も克服できると信じる源だと思う。


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◆ 題名:謹賀新年 守株 NO.56 ◆

・ 2011/01/01(Sat) 00:40

 昔、百姓がいて、野良仕事(畑を耕していた)をしていた。

そこに野うさぎが出てきて、運悪く切り株に引っかかって転んで、気絶した。百姓は難なくその野うさぎを捕まえる事ができた。

百姓は考えた、何だ、野良仕事の様なきつい目をして働かなくても、切り株で待っておれば野ウサギを捕まえる事ができるではないかと、そう思った百姓はそれ以来切り株の近くに隠れて、野うさぎが切り株に躓くのを待っていた。

と言う話、これは北原白秋が書いた「待ちぼうけ」と言う童謡でも良く知られている昔話ではあるが。昨今の国政を見ると、何だかこの待ちぼうけの歌を思い出す。

さしずめ、百姓は国民で、野うさぎが政権政党の民主党と言う事だろう。そして切り株は諸政策と言うか政治案件と言う事になろうか。

期待した程の成果を挙げられず、ズッコケてばかりの政権に対して切り株を守って待っている国民の辛さ、刹那さは決して癒されたり、満足させられる事はないのだろう。

今年は、全国統一地方選挙のある年でもある。何時までも待っている百姓では、埒が明かない事を知り、新たなる行動に打ってでないと。日本丸やその乗員は沈んでしまうばかりの様な気がする。

一方で政治全体に対する不信感や絶望感が政治離れをきたす事にも懸念を持つのである。求める政治家が居ない現状や口先ばかりの政治家の質の低さは現在の社会状況の反映でもある事を考えると国民全体が「何とかせにゃならん」と発奮して、できる範囲で行動を起こして欲しいと切望するのである。

国政の混迷はさらに深まり、混沌の時代が継続する様な予測がたつ事がなんとも寂しい新年の展望ではあります。

遅ればせ乍ら謹賀新年、昨年はコラムが頓挫した事を衷心より反省しつつ、今年一年がんばるつもりで自己反省もしています。

       2011年 元旦  noside


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◆ 題名:生きると言う事 NO.55 ◆

・ 2010/04/08(Thu) 19:38

 植木鉢に8mm程の青く、中心部が黄色の花が10程の集団で咲いていた。

私が小まめに草むしりするタイプの人間なら、この花達は咲いてこの世を謳歌する事はなかっただろう。

幸か不幸か、私はダラクサでもあり、植木は草との共生の方が良いと主張するタイプであり、草をむしる事無く、そのままにしていたので、花にとっても、私にとってもハッピーな日を迎える事ができたのだろう。

最近、花のWEB図鑑を作成中で、既に450近くの写真をUPしている関係で花に関して少しは語れる知識が身についたと思っている私にとって、その花の名は直ぐに解った。

花の名は忘れな草、花言葉は、私を忘れないで、真実の友情、誠の愛、だそうな。

早速、根ごと掘り起こして、和蘭用の植木鉢に移植して、玄関口に置いて飾った。

この忘れな草を少し小ぶりにして3mm程度の花を咲かせるキュウリグサと言う草が有る。

花も可憐で美しいのだが、殆どこれに気付いている人は無いだろう。

今、あちこちに咲いているのだけど、雑草として、むしり取られ花を咲かせる前に絶命したり、或いは花の存在すら気付かれずに踏みつけられる運命を背負っているのかも知れないと思った。

ゴマ粒程の花だけど、青と白と黄色のコントラストが絶妙で忘れな草に匹敵する程の美しさを兼ね備えながら、人に愛でられる事も無く一生を終えるのだろう。

考えて見れば人間は、人間中心の世界観で、全てを考えているのだが、実は花や、動物、鳥、昆虫、魚と生物にはそれぞれの世界観があるに違いない。

その中で生きるという事に関して、人間ほど、色々と装飾して考えている生物は居ないのだろうと思う。

だが、生きると言う事は生物にとって、それ程装飾する様な事ではなく、ほかの生物と同じようにもっとシンプルな事ではなかろうか。

ちなみに、花の図鑑のURLは

http://www.hita.ne.jp/~city/nota/flower/

よろしかったらご覧下さい。


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◆ 題名:地デジ化 NO.54 ◆

・ 2010/03/17(Wed) 23:18

 テレビのアナログから地デジへの切り替え日迄後500日を切ってカウントダウン状態にある。

一方で、この地デシ化は多くの問題を含んでいる。それは、新たな難視聴地域が全国で4900地区程度発生するそうである。都市部でビルの陰などで、場所によっては相当影響を受ける事となりそうだ。

他にもコストが相当かかる事、これは現在エコポイントを利用してテレビの買い替えを薦め、デジタル化を促進しているのだが、不況下にあって思った程進んでないのが実状のようである。コンバータをつけるにしても5000円〜1万近く出費を余儀無くされる。

地デジ化のメリットはチャンネル数が増えるとか、双方向に対応できるとか、それなりに言われているのだが、1日は24時間しか無く、テレビを見る時間も限定的である事を考えると実際のところ、メリットが大きいのは見る側より、寧ろ送る側にある。

例えばNHKの放送受信料の徴収率が相当落ちているが、これからは、受信料を支払わない視聴者に対して映像を提供しないと言う事が可能となる。

又、NHKの論理は受信機1台に対しての受信料であるから、厳格に言えば2台受信機がある場合は2台分徴収する事も可能となるのだ。

此れまで、比較的ルーズな受信料の取立てがよりシビアになる可能性がある。

又、気になる点はデジタル化によるタイムラグの問題である。アナログテレビとデジタルテレビを両方置いて同じ番組をみると同じ画面がアナログテレビから1〜2.3秒遅れてデジタル画面や音声となる。

此れは、デジタル機器の情報処理スピードが上がれば気にならない程度に改善はするのだろうが、何しろ多くの情報をデジタル処理するスピードがまだアナログ見たいにほぼ同時処理できないと言う技術的課題が残ったままと言う事でもある。

一番困るのは正確な時報をデジタルテレビでは知る事が出来ないと言う事だ。

そんなこんなを総合的に考えると、地デシ化はある意味で情報の格差難民を増やす事になる可能性がある。


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◆ 題名:世論調査 NO.53 ◆

・ 2010/03/09(Tue) 23:26

 鳩山政権の世論調査で、支持率が低落傾向にある。マスコミ各社の世論調査がほぼ同じような結果を出しているところを考えると、実際に世論の動向を表していると考えても良いだろう。

で多くの場合の項目に政治と金の問題が取り上げられているのだが、世論調査やアンケートの類は無理やり質問の項目選択を○又は✕で答える形式だから、ある程度の傾向は出るが、必ずしも調査対象者の意思を反映するとは言い切れない側面もある事を考えるべきだろう。

これが、意見を書き込ませる方法だと、具体的な失望というか、不支持の理由が明確になるのだろうが、こうした質問設定方式のアンケートだと、設定以外の理由が選択できない事を考えると、誤差の範囲が広がるといえるだろう。

世論調査で、一番の問題点として、政治と金と言う意見がどこの調査でもトップになっているのだが、果たして国民が不支持をしている最大の原因はそうだろうか?と思うのである。

少なくとも、政権をとる前と取った後を比較して考えると、多分国民の多くは期待したほどの成果も無く、いやに全ての決定にもたついたり、言ってた事の半分も改善できなかったりと、マニュフェストの課題目標に程遠い政策や現時点の状況の進捗度の無さに対して、本当にこの政権は大丈夫かという不安感や失望感の方が大きい気がする。

結局のところ、前政権と同じ事をやったり、バックボーンの利権集団が財界から労組へ変わっただけではないのかとか、霞ヶ関改革や財政改革、あるいは普天間基地移転は解決できるのか?と言う不安要素がやたらに目に付く程、優柔不断で、バラバラの意見で意思決定ができない内閣である事が国民の大方の不安と不満を増大しているのではないかと思えてならない


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