日田市民の生活習慣の実態調査

h15-11-15 18:15:00 広報ひた noside

              ★☆★☆ 日田市民の生活習慣の実態調査  ★☆★☆

        〜シリーズ 1 栄養・食生活編 〜

市では、現在作成中の「健康ひた21計画」の策定にあたり、昨年11月に、
次のような内容で市民の生活習慣実態調査を実施しました。

 そこで、今号から来年3月まで、毎月15日号の広報ひたで調査結果の中から主な
内容についてお知らせします。 

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(対象者)1,乳幼児 2,小学生・中学生 3,青壮年 4,高齢者  計3,617人
(調査項目)1,栄養・食生活 2,運動 3,心の健康 4,たばこ 5,アルコール
      6,歯の健康 7,保健医療 8,事故 9,性に関すること 
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          ◆◇◆ 乳幼児 ◆◇◆

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・主食、主菜、副菜がほとんど毎食そろう             幼児 20.6%
・おやつの時間を決めている          乳児 29.7%  幼児 40.2%
・幼児が好き嫌いなく食べた時に必ずほめる           幼児 69.0%

主食、主菜、副菜がほとんど毎食そろう人の割合は20.6%と、バランスよい食事に気を
付けている人は非常に低い傾向にあります。
 さらにおやつの時間を決めている人の割合は、半数未満でダラダラ食べの傾向が
みられます。

◆幼い頃からの食生活は、良くも悪くも習慣として長い人生の中で大きな影響を
 与えます。各家 庭で工夫し、規則正しいバランスの取れた食生活を幼いうちに
 確立していくことが大切です。
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         ◆◇◆ 小学生・中学生 ◆◇◆

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・夕ご飯の時間が楽しい             小学6年 41.3%  中学2年 28.8%
・ほとんど毎日、1回は家族そろって食事をする   小学6年 56.3%  中学2年 53.2%
・「いただきます」「ごちそうさま」を毎回言う  小学6年 57.7%  中学2年 41.0%

夕ご飯の時間が楽しいと答えた人の割合は小・中学生ともに半数以下です。
また、毎日1回は家族そろって食事をする人の割合は6割に満たない結果でした。

◆朝食を抜くなど食習慣が不規則になりがちです。丈夫な体を作るためにも、3食
 バランスの取れた食習慣を身に付けることが大切です。
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           ◆◇◆ 青壮年 ◆◇◆

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・ほとんど毎日朝食を食べる          78.8%  県 84.2%
・緑黄色野菜を毎日食べている         38.4%  県 46.3%
・午後9時以降に食事をすることがよくある    27.4%  県 23.9%
・自分の適正体重を知っている         78.6%


 毎日朝食を食べる人・緑黄色野菜を毎日食べている人の割合はともに大分県の割合
よりも低いようです。また、午後9時以降に食事を摂取している人も県の値よりも高い
傾向にあります。

◆朝食を抜く、夜9時以降に食事をするなど食の乱れは健康に影響を及ぼします。
 青壮年期は家庭や地域を支える年代でもあるため、健康的な食生活について学び
 実行することが大切です。
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         ◆◇◆ 高齢者 ◆◇◆

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・食事がおいしい                      97.5%
・バランスよく食品を選んだり食事の準備ができる    男性 39.7%  女性 83.6%
・一人で食事をとっている          朝食 19.9% 昼食 26.7% 夕食 13.5%
・若い人に伝えたい料理やコツを伝える機会がない       58.7%    


 ほとんどの高齢者の方が、食事はおいしいと答えています。食事の選択力(作成力)に
ついては、男女差があり、食事の準備は女性にゆだねている傾向にあります。
さらに、高齢者の場合、家族がいない時間帯である昼食は、朝食・夕食に比べ一人で食べる
傾向にあります。また、核家族化の影響のためか、若い人に伝えたい料理やコツを伝える
機会がないと答えた人の割合が6割近くあります。

◆食事を準備することが環境的にも体力的にも大変になる中で、偏らない食生活を心がけ
 、何よりも楽しくおいしい食事をすることが大切です。【
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問い合わせ】市健康増進課保健指導係 電話:22-8231(市役所1階)