3。近世の遺構と遺物 土坑 1号土坑(第27図) 検出面のプランは隅丸長方形を呈し、主軸を南北方向にとる。長軸約1.27m、 短軸約O.73m、深さ約O.32mを測る。 底面はほぽ平坦で、側面は南側がややゆるやかとなる以外は、急角度で立ち上がって いる。底面北側には径約30cmの浅い掘り込みが見られる。埋土は淡灰褐色である。 遺物としては、1点染付の小破片が出土した。外面に花文を描く。 2号土坑(第28図) 検出面のプランは1号と同様に隅丸長方形を呈し、主軸を東西方向にとる。長軸 約1.01m、短軸約0.61m、深さ約O.30mを測る。底面はほば平坦で、 側面は東側がややゆるやかとなる以外は、急角度で立ち上がっている。 埋土は1号同様に淡灰褐色である。 遺物は出土しなかった。遺跡発掘の表紙へ戻る。 |