「方格規矩鏡(片)(ほうかくきくきょう)」

**日田の文化財,遺跡シリーズNO.23 ** 

*「方格規矩鏡(片)(ほうかくきくきょう)」:田島町 高倉芳男氏蔵

                :昭和58年7月13日 市有形文化財指定

 昭和31年日田市の西北,草場台地の後の迫(うらのさこ)で掘り出された石棺内から ,発見された.

方格規矩鏡は中国後漢初期の銅鏡で,背面の装飾文様から,この様によばれる. また,その文様がローマ字のTLVに見えるところから,TLV鏡ともいわれる.

この鏡は原形の4分の1弱の破片で,円弧の長さが9CM,完形の直径は12CMと想定 される.

外周に山形文と,鋸歯文をめぐらし,内帯は方形の鈕座のまわりに乳(ち)と規矩文およ び渦文を配している.

これと似た鏡片は市外各地からもいくつか発見されており,中国からもたらされた完鏡か ゜゛何らかの理由で分割され,その一片が日田に伝来したものと思われる.

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