「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」

**日田の文化財,遺跡シリーズNO.35 **

*「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」:神来町(かみくまち) 元大原宮

                 :昭和57年5月11日 市有形文化財指定

 元大原宮は貞観13年(871)日田郡司大蔵氏が八幡宮をまつったところで,寛永元 年(1324)現在の田島へ遷るまで,750年間の社地であった.

 現存する多くの石造物の中に,宝篋印塔二基がある.宝篋印塔は経文などを収めた供養 塔で,隅飾突起をつけた笠など形態に特徴がある.

 一基は基礎と塔身のみが残り,答身に刻まれた梵字は格調が高い.基礎には, 豊後国日田大原宮石塔壱基座 奉書写一乗妙典 右志者為天長地久願□□繁昌万民 快楽也 大願主沙弥西圓 尼妙仙 貞和3年(1347)8月12 大工一乗」 の銘があって,日田最古の在銘石塔である.

他の一基はほぼ完形で,高さ約2.6M,銘はないが,上の塔より年代が下がる.

遺産と遺品表紙

遺産と遺品目次