「永平寺跡板碑(いひじあといたひ)」

**日田の文化財,遺跡シリーズNO.31 ** 

*「永平寺跡板碑(いひじあといたひ)」:高瀬本町

               :昭和50年3月28日 市有形文化財指定

 永平寺(いひじ)は,昔高瀬の御園天満宮の近くにあった寺である.

保元二年(1157)い討たれた大蔵永平の霊を祀るため,子の永俊が建立したといわれ ,これが廃寺となったのは,天文17年(1548),高瀬合戦に高瀬氏が敗れた以後の 事と思われる.

 この寺跡に板碑が二基あり,一基は高さ95CM,幅39CM. キリークの梵字(阿弥陀如来の種子)と「願主沙弥阿□右為先考先妣  応長元年(1311)八月日」の刻銘がある.

 他の一基は,高さ2M,下部の最大幅112CM.堂々とした大きさで,やはりキリー クと,その下に「光明遍照十方世界念仏衆世摂取不捨云々」の願文を刻む.紀年は生和2 年(1313)である.残念な事に二つに折れている.

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