{金銀錯がん珠竜文鉄鏡}(きんぎんさくがんしゅりゅうもんてつきょう)

**日田の文化財,遺跡シリーズNO.1 **

{金銀錯がん珠竜文鉄鏡}(きんぎんさくがんしゅりゅうもんてつきょう):

国重要文化財指定:東京国立博物館蔵

 中国漢代の鏡で,日田市刃蓮町(ゆきいまち)ダンワラ出土:直径21CM. 背面の装飾は大半がはげ落ちているが,残された部分から推理して原状の豪華さが想像で きる.

ちゅう(鏡の中心の紐とうしのツマミ)の周りに「長,宜,子(剥落),孫」の4文字を 金で刻み,さらに金象がんで大小のこう竜を絡みあわせた文様を,全面に配している.角 の先端や爪などには銀線を併用して抑揚をつける.また眼や体の節々に赤,緑の玉をはめ て変化をもたせ,全体の調子をととのえている.

わが国では他に例を見ない精緻をきわめた漢鏡で,貝製雲珠などを伴出してるが,金錯鉄 帯鈎(きんさくてったいこう)(金象がんで装飾した帯留め金具)2個もこの鏡と同地の 出土といわれ,日田の古代史の光輝ある謎となっている.

尚,今三芳地区を中心にこの鏡の返還運動や,この鏡を復元しょうという運動が起こって いる.

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