**日田の文化財,遺跡シリーズNO.15 **
*「草野 文書(くさのもんじよ)」:豆田町 草野義人氏蔵
:昭和五七年三月三十日 県有形文化財指定
現在,二巻の巻き子装となっており,上巻二二通,下巻一九通計四一通を収める.
内容は,最も古くは,元弘元年(1333)大友具簡(貞宗)の書下から,天正五年(1
577)頃まで,南北朝,室町時代にわたっている.
足利直義,尊氏(たかうじ),義詮,義満など足利将軍家の文書,大友宗麟の有名なロー
マ字印を用いた文書などを含んでいるが,宛書はすべて田原氏およびその庶家如法寺氏で
ある.
田原氏は豊後大友の有力な一族で,この文書が田原文書の一部であることは疑いない.
したがって杵築市の「入江文書」と併せて,豊後中世史の田原氏,大友氏研究の貴重な資
料である.
大分県史料第13巻に収められている.
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