「石 幢(せきどう)」

** 日田の文化財,遺跡シリーズNO.37 ** 

*「石 幢(せきどう)」:上野町 安心院英子氏所有

            :昭和50年3月28日 市有形文化財指定

 高134CM, 台座幅67CM,石質 阿蘇溶結凝灰岩.

龕(がん).幢身.台座共に六面で,龕の部に六体の地蔵菩薩が陽刻されている. 笠の頂部に穴が掘られてあるが,安心院氏保存の南無観世音菩薩の墨書は,この穴の中に あったものと伝えられている.

幢身の一面に次の刻字があり,供養塔として長禄4年(1460)足利八代将軍義政の時 代に建てられたことが知れる.

奉造立六道能化主六地蔵薩タ(土垂)相当為□高禅尼追膳

寔長禄第22季應鐘念22日大施主沙門□□叟

毎日晨朝入諸定入諸地獄令離苦無仏世界度衆生今世後世能引導

石幢は中国では唐宗の時代によく行われ,わが国では鎌倉時代のものが最も古く,室町時 代以後のものが多い.

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