「木造薬師三尊像(やくしさんぞん)(残欠)」

**日田の文化財,遺跡シリ−ズNO.28 ** 



*「木造薬師三尊像(やくしさんぞん)(残欠)」:南友田町 酒楽神社

                  :昭和58年7月13日 市有形文化財指定

榧(かや)材の造りであるが,風化損傷が著しく,かろうじて原型の推定ができる程度で あるのは惜しい.

中尊薬師如来像は,高85.5CM,幅26,5CM.頭体部を一材 ,膝,脚部を他の一材で彫って寄せて有る.両脇侍は一材の立像で,像高は日光菩薩が, 89CM,月光菩薩が93CMである.

 いずれも,もとは漆箔か,彩色が施されてあったと思われ,どっしりと安定した格調高 い作風から,平安時代中期頃のものと見られる.

天慶元年(983)の洪水で,会所宮(よそみや)付近にあった大原八幡宮の善神王像が 流出し,三年後に発見された地に祀ったのが当社であるといわれ,善神王社ときいう. 御神体はこの三尊とは別で,また木造残欠三体,懸仏等も伝わっている.

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