福岡県筑紫野市 祭 観月会 8月

4/03/10 18:52:22 HITA     福岡県筑紫野市 祭 観月会 8月

観月会(福岡県筑紫野市、8月)

〔案内文〕        菅原道真公ゆかりの名山、天拝山で毎年旧暦8月15日に「観月
会」が行われる。これは中秋の名月を観賞し、迎火を焚いて菅原道真公の霊をなぐさ
めるもので、大正13年の9月に開催されたのが始まり。

そもそも、天拝山は、JR二日市駅の西南に位置する標高258メートルの山で、
麓の二日市温泉、武蔵寺などにゆかりの深い峰で、年間を通じて登山客がおとずれ、
四季を通じて市民の憩いの場となっている。

昔、「天判山」と呼ばれたこの山は、太宰府に左遷された菅原道真公が無実の罪を
はらすため、百日間も登り続け山頂の岩に立って、天をふり迎いで自分の無実を訴え
たという伝説から、いつしか「天拝山」といわれるようになった。山頂には菅公を祭
る小祠があり、社前の岩を「天拝岩」または「おつま立ちの岩」ともいい、往時は御
神体として礼拝されていたそうである。岩のそばに一本の老松が立っていて、「天拝
の松」と親しまれ、遠く博多湾に入港する船からも見えていたといわれているが、昭
和5年7月の大暴風で倒れ、今はその姿はない。

この、菅原道真公が天拝山に登り続け自分の無実を天に向って訴えたという故事を
偲び午後5時、太宰府天満宮でともされたご神火を天拝山頂までリレーして月の出に
合わせてかがり火を焚き、お神酒をささげる。ふもとの天拝公園や武蔵寺境内では、
茶会、俳句会、演芸会、バザー等催され、市内外より名月を楽しみに集る。

〔一口メモ〕        菅原道真公が天に向って無実を訴えたという故事を偲ぶととも
に、中秋の名月を楽しもうということから、大正13年9月に福岡日々新聞社の主催
で行われたのが始まりと武蔵寺の記録に残されている。

〔期間〕        旧暦8月15日
〔見所の日時〕  月の出の頃
〔場所〕        天拝山、天拝公園、武蔵寺
〔交通〕        JR二日市駅から徒歩20分
西鉄二日市駅から徒歩30分
〔観客動員数〕  2千人
〔問い合せ先〕  筑紫野市農林商工課(電話  092―923―1111)
筑紫野市観光協会  (電話  092―922―2421)


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