★★ 天領日田 ★★

日田は、文禄3年(1594)豊臣秀吉の蔵入地(直轄地)として
代官所が置かれ、以来、二度ほど大名支配も行なわれたが、
それ以外は江戸時代徳川幕府の天領(直轄地)となった。

とりわけ、貞享3年(1686)以来は日田の陣屋(御役所)にあって、
郡代の天領支配が行なわれた。

豆田、隈の両町をもつ日田は、九州の政治、経済の中心地として栄え、
富裕な商人が、掛屋や大名の御用達として活躍した。

当時、江戸や上方(大阪・京部)長崎との経済や文化の交流も多く、
日田には文人墨客が訪れ、俳諧、文人画、茶道等の町人文化も栄えた。

整然とした屋敷割りと碁盤の目のような町筋をもつ豆田町には、
今も江戸時代の建物が点在し、当時の面影をとどめている。

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