掛け軸 書 平野五岳 7
木曽義仲
奇勲圧倒大頭公 深惜先鞭不善終
想像将軍当日恨 芭蕉墓畔立秋風
優れた功績で頼朝を凌いだ木曽義仲であったが、
まことに残念なのは平家追討の先鞭をつけたにも
拘らず終わりを全うし得なかった事である。
衆寡敵せず血戦に敗れた義仲公の心中は想像するに
余りあることで、松尾芭蕉の墓の畔に木曽の冠者の
末路を偲びつつ 寂しい秋風の中に立ち尽くした。
訳は五岳上人詩集より
奇勲圧倒大頭公 深惜先鞭不善終
想像将軍当日恨 芭蕉墓畔立秋風
優れた功績で頼朝を凌いだ木曽義仲であったが、
まことに残念なのは平家追討の先鞭をつけたにも
拘らず終わりを全うし得なかった事である。
衆寡敵せず血戦に敗れた義仲公の心中は想像するに
余りあることで、松尾芭蕉の墓の畔に木曽の冠者の
末路を偲びつつ 寂しい秋風の中に立ち尽くした。
訳は五岳上人詩集より