98/12/25 14:55:47 広報ひた 咸宜園−7 (1/1) □□□□□ 咸 宜 園 −7 □□□□□ 秋風庵の新春 あけまして おめでとう ございます。 秋風庵も新春を迎えました。平成9年4月のオープンですから3年目の春になりま す。この秋風庵は淡窓先生の伯父廣瀬月化が、1781年(天明元年)に建ててから2 18年目になります。 また、淡窓先生が咸宜園を1817年(文化14年)に開いてからは、182年目にな り、1897年(明治30年)に閉塾してからは、102年目になります。本当に長い歴 史と伝統を持っているのです。 昨年末まで多数の人々がここを訪れています。なかには、国民文化祭や大分県高校総 合文化祭に参加された方、「親族や友人がみたいと言われるので」と案内された方、さ らには、塾生の子孫の方、詩吟のグループの方、岩手県から高野長英の足跡めぐりツア ーに参加して来られた31名の方などがおられました。来訪者の方々は、どなたも熱心な 方ばかりで、特に熊本の大学教授と一緒に来たアメリカ人の女性教授は、日本語も日本 文もすばらしいものでした。 来訪者の方々は、咸宜園跡地にあったと言われる、いろいろな古い建物のこと、万善 簿や漢詩のこと、いろは歌のこと、全国からの入門者のこと、咸宜園の教育・敬天・三 奪法(身分・学歴・年齢)・月旦評のことなど、いろんなことに興味・関心をお持ちで した。時には長生園、廣瀬資料館、桂林荘公園の道案内を求められることもあります。 グループで、友だち数人と、一人でと、また再度来訪される方などがおり、教えられ ることが多い時もありました。 新しい年を迎え、今年もまたいろいろな出会い、訪れがあるでしょうが、それらに期 待し、皆さんと一緒に学んでいきたいものと、思っています。 写真・文 咸宜園解説者 後藤 孝広瀬淡窓物語の表紙に戻る。 元に戻る。 |