夏休みになり、息子が帰省しています。だらだらぐうたらな大学生です。
最近、彼女が出来たらしく、毎日ご機嫌なこと「ハッピー」そのものです。

「昔はね」って言うと、おばさんくさくなるので言いたくはないのですが、
今の若い人達(息子を含めて)みてると言いたくなる事があります。
　
その一つが「男女交際」の事（ワァーなんと懐かしい言葉、今や死語ですね）
　
私らの高校時代は、「健全な男女交際をするように」と言う、
きびしいお達しがありまして、健全でないこと
(例えば２人きりのデートとか）をしたのがばれると呼び出しを食らいました。
「そんな事しないで、スポーツとか勉強とかに頭と体力を使いなさい！」ってね。
「そんな事」って言われてもねー。
ずーっと悶々として、勉強にもスポーツにも身が入らないよね。
ほんと！「デート」するぐらいで、ですよ。
今なら健全すぎて話にもならないでしょう。

高校を卒業して、大学生になると今までの反動か、友達みんな「恋人募集中」だったな。
私ら「男はみんな狼よ」って言うのを本気にしていて、２人きりになるとすぐ「強姦」
して来るかも知れないなんて用心していましたっけ。

「欲しがります、捨てるまでは」なんておちゃらけている友達もいましたが、
おおかたは皆「健全」でした。
でもね、時には、「○○さん、同棲してるんだって」とか
「××さんは妊娠したんだって」等の噂がひそひそ飛び交う事もありました。

私にも恋人が出来ました。
映画に行ったり、私の部屋でお菓子を食べながら話したり、
毎日毎日会っていたい、ずーっと一緒に居たいって思っても、
最後の線はなかなか越えられなかったですよ。
恥ずかしさもあったけど、それより何か罪悪感がありました。

「好きあっていたら当然そうなる」と言うのが当時の男達が言ってた言葉。
でも私には、身勝手なその場しのぎのような気がしました。
だって損をするのは女じゃん。
多分そんな気持ちだったのでしょう。

最近は、若い人を中心に、ずいぶん性に対する考えかたも変わってきています。
SEX=PLAYだとわりっきっているススンダ人もいます。
合コンで知合い、気に入ればそのままホテルへ、嫌ならそこでさようなら。
次々にパートナーが変わり、「純潔」なんかクソクラエです。

私達が若いころとなんという変わりようでしょう。

この事が、いい事なのか、悪い事なのかは解からない。
唯一、いえるのは昔、女を縛っていたあるものから解き放たれたという事です。
そのあるものとは、女は「モノ」だという考えだと思うのです。
封建時代、男社会の手前勝手な押し付けの価値観だと思うのです。
純潔、純潔って言うのも、「もの」としての価値を高めるための手段。

昔「処女膜再生手術」なんて言うのがあるって聞いた事があるけど、
それほどこだわっていたんだよね。

いまは、自由に恋をし、気が向けば結ばれて、
何の後ろめたさもなくまた違う人と恋をする。
処女性なんて言う人も、めったにいない。
「性の開放」ってことなのかな？ほんとうの自由なのかな？
とは言っても、ガチガチの純潔教育を受けてきた私らにとっては、
ついて行けないのです。
そして、私らの子どもの世代が、いまこの時期を迎えているのです。

子どもが、出かけるとき、「エイズと妊娠に気をつけるのよ」
って声かけするという友達がいたけど、
親がここまで妥協していいのだろうかって、私は悩んでしまいます。


思い出話

このメルマガ書く時は悩んでました。
今の若い人の恋愛＝ＳＥＸと言う考え方にです。
メールでいろんな人の意見も聞きました。
そして、今は真剣に愛するという事が一番大事なんだって
思ってます。